ステロイドを使用することで粘膜の萎縮が起こるのか?
こんにちは、黒田です。今回のテーマは表題の通りなのですが、薬局で服薬指導をしている際に、ふと疑問に思ったものです。ステロイドの皮膚萎縮は副作用としてよく知られていますが、粘膜に対しても同じような影響があるのか?調べてみました。...
View Articleヨード系造影剤を使用するどのくらい前にメトホルミンは中止するのがよいのか?
こんにちは、黒田です。弊社は今月決算ということもあり、なかなか更新できない日々が続いておりますが、私自身は元気にやっております。それはさておき、今回はちょっと前に話題になったテーマを取り上げたいと思います (1)。それは表題の通りで、ヨード系造影剤使用「前」のメトホルミン休薬期間はどのくらいにするのがよいか?です。...
View Article被災から1カ月が経過しました
こんにちは、黒田です。 少し遅れましたが、7月の西日本豪雨から1カ月が経過しました。前回の記事を含めた様々なところからコメントやご連絡をいただいておりましたが、復旧のための作業に追われていたこともあり、個別の返信ができずにいました。お詫びとともに、元気でやっていることをここに報告させていただきます。...
View Article薬局を再開しました
こんにちは、黒田です。 被災から2か月弱が経過した、去る8月28日より、薬局の営業を再開することができました。 内装工事が完了してから、大量に家具類や備品を運び込んで、なんとか8月中に再開にこぎつけることに成功しました。他にも引く手あまたであったであろうなか、率先して工事を行ってくださった業者さんに感謝です。...
View Articleキノロン系抗菌薬と亜鉛製剤を同時に経口投与してもよいのか?
こんにちは、黒田です。被災からの薬局再開後、外来その他の仕事が思いのほか忙しかったこともあり、更新が随分と滞っていました。今回は、タイトル通り、キノロン系抗菌薬と亜鉛製剤との相互作用について少し調べた結果をまとめておきます。...
View Article帯状疱疹治療薬「アメナメビル」の効果
こんにちは、黒田です。ここ最近、抗ヘルペス薬の処方を立て続けに受け付けています。いろいろな医療機関から来る関係で使用する薬剤もまちまちなのですが、実際の治療効果にどのくらいの差があるかについてはずいぶん前に少し調べて以来、ノータッチとなっていました。これと関連して、少し前に新規の薬剤「アメナリーフ」が発売されていたことを思い出しましたので、今回はこの薬剤に関する文献を見てみたいと思います。...
View Articleパーキンソン病に対するラサギリンの効果
こんにちは、黒田です。薬局で仕入れている三環系抗うつ薬のメーカーから、添付文書改訂情報が届きました。併用禁忌にラサギリンが追加された旨の連絡です。そういえば、いつかに新規のMAO-B阻害薬が発売されたと聞いた記憶がありましたが、これのことだったようです。しかし、既存のMAO-B阻害薬であるセレギリンとどのような違いがあるのかまったく知識がないので、この機会に調べてみることにしました。...
View ArticlePPIの効果不十分なとき、服用回数を増やすのと1回量を増やすのはどちらがいいのか?
こんにちは、黒田です。お薬手帳などを見ていると、プロトンポンプ阻害剤 (PPI) を1日2回で服用している人にときどき遭遇します。現在、日本で流通しているPPIはピロリ除菌を除けば通常、1日1回で使用するものなので、これってなんでかなーと思っていましたので、ツイッターで以下のツイートを行いました。 黒田真生(Naoki Kuroda)@intelli_pharmcy...
View Article血球貪食症候群に関して
こんにちは、黒田です。医薬品医療機器総合機構 (PMDA) から、医薬品安全対策情報 (DSU) が届きました。読んでみると、ラモトリギンの重大な副作用に「血球貪食症候群」が追加された旨の記載があります (1)。正直、聞きなれない症候群名なので、この機会に調べてみることにしました。...
View Articleツロブテロールテープは効くのか?
こんにちは、黒田です。多くの薬剤師にとっておなじみであろう、ツロブテロールテープ。特に、内科や耳鼻科でありがちだと思いますが、これがいわゆる風邪処方に入っているケースを割とよく見かけます。本来、気管支喘息などの治療薬のはずなのですが、これは果たしてどうなのか?疑問に感じたので、ツロブテロールテープに関するレビューを読んで (1)、内容を以下にまとめます。...
View Articleキノロン系抗菌薬と大動脈瘤・解離の関連について
こんにちは、黒田です。国立医薬品食品衛生研究所のサイトを見ていたところ、NIHSに表題の内容が取り上げられていました (1)。キノロン系抗菌薬と大動脈瘤・解離とは、これまで全然意識したことのない組み合わせですので、元になった文献を見てみることにします (2)。Summary...
View Articleヒドロクロロチアジドの投与と非メラノーマ性皮膚がんの関連について
こんにちは、黒田です。今回も、国立医薬品食品衛生研究所のNIHSから発見したネタですが、ヒドロクロロチアジドの使用と非メラノーマ性皮膚がん発症に関連がある可能性が示唆されたとのことです (1)。そのもとになった文献を参照してみます (2)。Study designP: デンマークにおける国の登録簿内のデータのうち、非メラノーマ性皮膚がんを発症した人E: なしC:...
View Articleブログが3周年を迎えていました
こんにちは、黒田です。 2018年も終わりが近づいてきた昨今、当ブログが3周年を迎えていた事実をすっかり失念していたことに気が付きました。先ほど過去の記事履歴を参照したところ、どうやら2015年12月5日から開始していたようです。あれから3年、長かったような短かったような、といった印象です。...
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